
分散投資という言葉を墓場に捨ててきた。私のポートフォリオを開くと、そこには理性的な投資家なら悲鳴を上げて逃げ出すような、驚愕の数字が並んでいる。
■ 特定銘柄(MU)占有率:47.04%
■ MU投資総額:約200万円(約13,700ドル)
もはやこれは投資戦略ではない。
マイクロン・テクノロジー社(MU)と運命を共にする、剥き出しの心中だ。インデックス(VOO)が何年もかけて積み上げてきた利益を、MUという業火に躊躇なく投げ込んでいるのが、今の私の姿である。
数字で見る含み損:米国株失敗の現在地
証券口座に表示される現実。
- SBI口座 MU評価損益:-$877.91
- 取得単価:$421.06(現在の株価を遥か見下ろす山頂)
VOOが積み上げた $13,289 の利益を、この放蕩息子(MU)がたった数日で豪快に食いつぶしていく。合理的な投資家を気取っていたはずの私は、一体どこで道を誤ったのか。あるいは、最初から道などなかったのか。
ナンピン地獄:落ちるナイフを掴み続けた記録(2026年2月5日)
落ちるナイフどころか、上空から降ってくるチェーンソーを素手で受け止めようとした、ある愚かな人間の記録を残しておく。
買い増しのたびに、私の正気は削られていった。
- $405.93 で買い増し
- $400.94 で買い増し
- $389.35 で買い増し
- $384.02 で買い増し(ここで私の理性が霧散した)
株価が下がるたびに「安くなっているから買うのが合理的だ」と自分を巧みに騙し、震える指で注文を出し続けた。
その結果、私は山頂で一人、救助ヘリを待つ遭難者となった。
食料(キャッシュ)はもう底をつきかけている。
阿鼻叫喚の向こう側:絶望を笑いに変える生存戦略
タイピングさえままならず「dあ」「sにn」と指がもつれるほど動揺している私だが、一つだけ確信していることがある。
これだけの含み損と、特定の半導体銘柄に偏りすぎたポートフォリオを抱えてなお、私はこうして文章を書いている。なぜなら、この笑えない現実を「笑えるネタ」に昇華することだけが、過酷な株式市場で正気を保つための、唯一の生存戦略だからだ。
私の資産が溶ける音が、画面の向こう側にいる誰かのメシを美味くすることを願って。